キャノピーの空気透過率測定

今日はご依頼のありました「キャノピーの空気透過率測定」を行ないました。
キャノピーの空気透過率測定とは、グライダーズチェックの一環として行なわれる検査です。

グライダーズチェックに関する記事はコチラ

専用の機器を使用してキャノピーの空気透過率を秒数で表し、劣化具合を判断します。

機器の穴をキャノピーで塞ぎ、下にぶら下げた重りによって空気を引き込み、その空気の透過具合を測定します。

キャノピー空気透過率測定2

上の穴に、シワがよったり縫い目がきたりしないようにキャノピーの測定したい部分をかぶせます。
それを同じ径の穴が開いた強力マグネット式のフタで押さえます。

キャノピー空気透過率測定4

下の板にセンサーがあり、下がっていく重りがそのセンサーまで到達する時間を測定します。

キャノピー空気透過率測定3

キャノピー空気透過率測定5

キャノピー上面のセンター&両翼端付近と下面のセンターを測定します。

今回ご依頼いただいたグライダーは軽量グライダーでした。
最近の軽量グライダーは生地が良いのかコーティングが良いのか、、、無駄に引きずることなくテイクオフ&ランディングできる方の使用方法でしたらかなりのフライト時間になっても空気透過率はまったく問題ありませんでした。
ただし、上面インテーク付近の地面と擦れる部分に関しては厚めの生地が使われているのですが、その部分はある程度の劣化が見受けられます。
最近のグライダーは軽量でも場所による生地の使い分けが上手くされていて素晴らしいですね。

軽量グライダーに乗っているパイロットの皆様、

「フワッとテイクオフして、フワッとランディング(グライダーが地面に落ちて絞るまで)」

これさえ出来れば軽量グライダーの耐久性に問題は無さそうですよ♪

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