毎年この時期にはJPA(日本パラグライダー協会)により『安全対策会議』というものが開催されています。
私はJPAの安全普及事業部部長でもあるので、この事業を担当させていただいています。
スカイスポーツの中でも、パラグライダーの安全性は高いとはいえ、空を飛ぶ以上はある程度の危険は存在し、事故は発生します。
しかし、しっかりとした安全対策を実施することで事故は確実に減らすことができます。
その時々に合わせた効果的な事故対策を実施するために、事故内容を集計・分析し、出てきた傾向に対する対策案を考案し、会員スクールの方々のご意見をまとめながら実際にスクーリング現場での実施に移していく、という目的のもと開催されています。
着陸進入中の事故撲滅を目指して
昨年は、パイロットの方々(ライセンス所持者)の中で着陸進入時の事故が目立ちました。
パラグライダーを安全に楽しむためには、確実なテイクオフとランディングの技術が必須なのは当然なのですが、その部分でのトラブルが起きているということです。その対策案として、確実な着陸アプローチのためのトレーニング方法やその実施要領を提案し、参加者の皆さんにさっそくフライトで実践していただきご意見をいただくといった流れでした。
コンディションにも恵まれて、思惑通りの流れにすることができ、有意義なものとなったと思います。
それにしても、やはりフライト実技が行われると皆さんのモチベーションが違いますね。課題に取り組んでいただいているのですが、単純に飛ぶのが楽しすぎて自然と笑顔になってしまっています。
やっぱり実際にフライトしてみると良いですね!たくさんの具体的な意見が出てきます。
その後は、事故統計データの発表や講師の方をお招きして接客セミナーを行いました。
より磨きをかけた接客力でお客様を全力でおもてなしさせていただきます!!
2日目の午後にはJPA総会が行われ、2日間の予定が無事に完了!
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