「PNL第7戦、N2L第6戦 2019白馬八方尾根 Japan cup」無事に成立!! 2019.10.5-6

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白馬八方尾根 Japan Cup

毎年この時期(10月の連休の前週末)に当スクール主催でパラグライダーの大会を開催しています。
パラグライダーの大会ってどんな事するの?っていう方は、過去記事をご覧ください。

パラグライダーの競技会 -パイロンレースとは-

今年の大会は、南は九州、北は東北、全国各地から70名の選手にご参加いただきました。

1日目

日本海側に入り込んでくる台風18号の行く末が気になる今週末でしたが予報通りに通過してくれ、風も弱まり、レースの可能性が見えてきました。
大会スタッフの皆さんは6時半ミーティングです。朝早くからありがとうございます。
多くの方々に、いつもご協力いただき感謝してもしきれません。

朝のスタッフミーティング

朝の受付の段階ではまだ雲底は1100m程度、通常のテイクオフよりも300mほど低い。さらに、先に上がったテイクオフスタッフからは雨が降っているという情報・・・。
しかし、東の空は明るく青空も見えています。
選手たちは受付後しばし大会本部でウェイティングです。
受付時には、今回ご協賛いただいた大塚製薬様よりご提供いただいたカロリーメイトゼリーを選手の皆さんにお配りしました。

協賛品のカロリーメイトゼリー

パラグライダーの大会ではしっかりとした昼食を食べる時間はないので、空き時間にすぐに食べられるこういった栄養補助食品は非常に助かります。
2日目分にはソイジョイをご提供いただきました。

受付時間の前にはタスクコミッティー&セーフティーコミッティーの皆さんに集まっていただきタスクミーティングです。
今日の予報と地元フライヤーの意見を加味しつつ、コンディションを最大限に使いきれるよう知恵を出し合います。
今回のコミッティーは、選手の皆さんの事前投票により、
ナショナルタスクコミッティー
10 正木選手
48 前堀選手
ナショナルセーフティーコミッティー
17 天野選手
22 小林選手
N2タスクコミッティー
303 松岡選手
313 谷藤選手
N2セーフティーコミッティー
302 中川選手
317 谷藤選手
の8名にお願いさせていただきました。

予報では昼頃には日射も出て、雲底も1700mほどまで押し上がってくれる。テイクオフの雨もほとんど止んだので、このタイミングを逃さないように逆算して10時過ぎにテイクオフへ移動開始です。
せっかく整備した大会用テイクオフで選手の皆さんに気持ちよく一斉テイクオフしてもらいたいという気持ちも強くありましたが、上がりきるかどうか分からない雲底と時折降る雨を懸念して、ゴンドラ山頂駅横の通常テイクオフを使用する事に決定します。

テイクオフに到着すると、雲底はまだテイクオフよりも100m程低く霧雨。
11時にテイクオフでの開会式&ブリーフィングを行いましたが、まだ雨が完全には止まず多くの選手たちは屋内に退避していました。
テイクオフのすぐ横にあるレストハウスではタイミング良く、ダノン(ヨーグルト)の新製品の試食会をやっているのを発見し、異様に盛り上がる選手達。

タスクコミッティー達は急変する予報に対応できるよう、朝決めておいたタスクに最終調整を加えてタスク発表です。
ナショナルリーグ 25.4km
N2リーグ     14.6km

タスク発表

タスクボード

ここからコンディションは激変。

晴れてきた!

11時半には全体的に青空が広がり、低く立ち込めていた雲が消え、テイクオフ周辺にもしっかりとした日差しが降り注ぎます。
もちろんダミーの皆さんは準備万端。いつでも飛び出せる体勢ですが、沖の方でサーマルが立ち上がっているのか、テイクオフはフォロー。
しかし、間違いなくこのままコンディションは続くと読んでウィンドオープン時間を発表。
ダミーがなんとか出れるタイミングで飛び出すと、あっという間にトップアウト。
12時40分N2のウィンドオープン。北風ベースで時折フォローが混ざり、なかなかテクニカルでしたが、なんとか選手の皆さんなんとかテイクオフしていきます。
エラップスで、ウィンドオープン=デパーチャーオープンなので上げきった選手は続々とスタートしていきます。

テイクオフ

選手達

13時ナショナルのウィンドオープンですが、テイクオフの風は変わらず多くの選手が苦労していました。
雲でテイクオフ周辺が陰ってしまうタイミングもありましたが、断続的に1700m程の雲底までしっかりと上がり、最初のターンポイント月夜棚に向かってグライドしていきます。

選手達2

最初に飛び出していった前半にテイクオフしていった選手達は五竜エリアがまだ働いておらず、苦しい展開のようですが、少し後から行った選手達は月夜棚と47の尾根のサーマルを上手く乗り継ぎコマを進めていきました。
その後北風がどんどん強くなってきましたが、読み通り五竜エリアは北風の流入で一時的に活発になり、その流れにうまく乗った後発組も沖周りで進んでいきます。
最後は強くなりすぎた北風に阻まれ、北側の最終ターンポイントが遠く、ゴール目前で撃沈の選手達。
帰着した選手達には定番のカレーが振舞われます。

ナショナルリーグ7名、N2リーグ3名のゴール者が出て、コンディションを使い切った良いタスクではなかったかと思います。

夕方にはレセプション懇親会が行われ、お酒を飲みながら楽しい時間を過ごしていただけたようです。

2日目

強風予報が少し収まりましたが、雨予報が消えることは無く朝から断続的に降る雨。
天候は徐々に回復傾向ではあるのですが、雲低が上がる様子は無く、残念ながら10時半に競技キャンセルの判断となりました。

1日寝かせたカレーは旨い。ということで、多めに作っておいたカレーを使い、温かいうどんにも2種類のバリエーションを作り振舞わせていただきます。

11時半から表彰式と閉会式です。

【ナショナルリーグ総合】

ナショナル総合

【ナショナルリーグ女子】

ナショナル女子

【ナショナルリーグチーム戦】

ナショナルチーム戦

【N2リーグ総合】

N2総合

【N2リーグ女子】

N2女子

【N2リーグチーム戦】

N2チーム戦

【総合入賞者】
ナショナルリーグ
優勝 10 正木選手
2位  3 中村選手
3位 50 小田選手
4位  7 薬師寺選手
5位  2 稲見選手
6位  5 星田選手

N2リーグ
優勝 305 田邊選手
2位 316 疋田選手
3位 310 藤原選手
4位 313 谷藤選手
5位 334 福田選手
6位 314 齊藤選手

入賞された選手の方々、おめでとうございます!!

なかなか天候に恵まれないことが多い近年ですが、コミッティーの方々の最良と言えるタスク設定で、無事に大会成立となりました。

ご参加いただいた選手の皆様、スタッフとしてお手伝いいただいた皆様、ご理解ご協力いただきました地域関係各所の方々ありがとうございました。
多くの方々のおかげで毎年大会を開催することが出来ています。
今後ともよろしくお願いいたします。

集合写真

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