2013年にリリースされたGINのBクラスグライダー。
Boomerang9から実装されたGINGLIDERSの最新テクノロジー「EPTエアフォイル」搭載により、サーマルコンディションによる気流に変化にも翼の内圧変化が少なく安定した滑空が得られます。
のんびりと安定したソアリングを楽しみたいパイロットや、Aクラスのグライダーからのステップアップに最適。
以下、メーカサイト等から引用で詳細をまとめました。
[Gin Atlas] 認証:EN B
EPTエアフォイルの効果
アトラスには、パラグライダーワールドカップフーパーファイナル2012でウイナーとなったBoomerang9で取り入れられたEPTエアフォイルが採用されました。
EPTエアフォイルの特徴は、乱れた気流に遭遇し翼の迎え角が大きく変化する時、高速飛行で迎え角が小さい時、低速飛行で迎え角が大きいと時、如何なる場合にもキャノピーの内圧の変化を最小限に抑え安定した滑空を得られるところにあります。
アトラスの安定した滑空はパラグライダーに真のパフォーマンスを与え、リアルなコンディションでその真価を発揮します。
EPTエアフォイルはGINGLIDERSが25年の歳月を掛けて蓄積したデータをCFDソフトウエアー解析しできあがりました。
是非、EPTエアフォイルの効果を確かめてみませんか。
本体価格¥470,000(税別)
EPTエアフォイル搭載のアトラスがGINGLIDESからイージーEN/Bとしてリリース
GINGLIDRSの最新テクノロジーEPT(Equalized Pressure Technology 内圧平均化テクノロジー)エアフォイルは、気流の変化が伴うコンディションの中でもキャノピーの内圧を平均的に保ち安定した滑空を得られるように開発されました。(世界を制した翼Boomerang9に搭載)
EPTエアフォイル搭載のアトラスはサーマルコンディションでその真価を発揮します。
強いサーマルに突き上げられるとき、厳しいシンクに遭遇したとき、キャノピーの内圧の変化が少なく如何なる時も滑空している感覚を失うことはありません。また、サーマルセンターリング中の上昇性能の向上、乱気流下での直線飛行性能の向上、高速飛行での安定した滑空性能が認められ実質の性能は上級機種を凌ぐ物をもっています。
イージーなインフレーション、ソフトで効率の良いハンドリング、超低速の効く失速特性、大きな沈下率のビッグイヤーなど、イージーEN/Bとして必要な特性をすべて持ち合わせたアトラス。
真の安全性と高性能を兼ね備えたアトラスは、これからソアリングを始めるパイロットから長距離クロスカントリー飛行にチャレンジするパイロットまで幅広いユーザーのニーズに応えたグライダーです。
SIZE |
XS |
S |
M |
L |
XL |
平面 |
翼面積(m2)
|
23.09 |
25.14 |
27.28 |
29.51 |
31.82 |
スパン(m)
|
10.96 |
11.43 |
11.91 |
12.38 |
12.87 |
アスペクトレシオ
|
5.21 |
5.21 |
5.21 |
5.21 |
5.21 |
投影 |
翼面積(m2)
|
19.9 |
21.67 |
23.51 |
25.43 |
27.42 |
スパン(m)
|
8.76 |
9.14 |
9.52 |
9.90 |
10.28 |
アスペクトレシオ
|
3.86 |
3.86 |
3.86 |
3.86 |
3.86 |
セル数
|
47 |
47 |
47 |
47 |
47 |
自重(kg)
|
5.2 |
5.6 |
5.9 |
6.3 |
6.7 |
搭載重量(kg)
|
65-85 |
75-95 |
85-105 |
95-115 |
105-125 |
EN / LTF |
B |
B |
B |
B |
B |
|
これがEPTエアフォイル効果!
高い安定性を誇るイージーEN-Bグライダー
2013年のコンペシーンで話題独占中のBoomerang9。その圧倒的な強さを誇る滑空性能を実現させたのが、GIN GLIDERSの新しいテクノロジー、EPTエアフォイルだ。ATLASは、このEPTエアフォイルを用いたモデルとしてBoomerang9と同時に開発が進められたイージーEN-Bグライダーだ。
EPTエアフォイル
ちょっと大きめのエアインテークには、曲がっても形状が保たれるポリマーロッドが施されている。2本のロッドが交差しているところでプロファイルにギャップがあり、この形状がEPT(Equalized Pressure Technology)の特徴だ。
軽くライズアップをしてみるとスムーズにスパン方向に平均的に短時間でキャノピー内に空気が充填され、長いスパンを持ちながらも立ち上げやすいブーメラン9と同様のEPTの効果が認められた。
実際に冬のタフな北西風での飛行でも、キャノピー内の空気がフッと抜けるようないやな感じはまったくなかった。「空気の充填がスムーズ」、「飛んでいても空気が抜けない」、これらがパラグライダーという骨組みのない構造で安定した飛行を得るための条件だ。EPTテクノロジーは、パラグライダー飛行での問題点を解消する画期的なエアフォイルなのかもしれない。
フライトインプレッション
ライズアップは簡単で、ライザーを強く引きすぎてもエアインテークが潰れて上がってくることはなく、インフレーションでのミスはないと言っても良いだろう。強風下では、スプリットAライザーの内側だけを使用するのがお薦めだ。
ブレークストロークはMサイズで80cm以上あり、深く引き込んでもEPT効果で翼の形状がしっかりと保たれる。ライズアップはブレークコードのグリップに手首を通して行なうことで、長いストロークを生かし感触の良いグランドハンドリングができる。
旋回をするときは、少しブレークコードを短く持った方が良い感触だった。サーマル内での旋回はグリップの位置をカラビナ付近にとどめておき、外側のブレークコードでバンク維持すると非常に効率が良い。バンクが掛かりすぎず小さい半径で回る理想的な特性をもち、とてもサーマルに留まりやすいタイプである。
ランディング間近でのフレアー操作でも、思い切って深く引くことをお薦めする。試しにパイロットが高く上がりすぎるようなフレアー操作をやってみたが、その状態を維持していれば大きな衝撃を受けることなくタッチダウンできた。また、ハーフブレークで低速でのアプローチからのフレアー操作を試してみても、思い切ってブレークを引ききることでフワッと接地することができた。
サマリー
アトラスは、イージーでいざというときにとても安心感のあるグライダーである。リアルなコンディションの中での飛行を、翼の清流効果を失わないEPT特性で安心して楽しめる。
また、サーマルの中で上昇の強いところに吸い込まれるように入っていき、高い上昇率を示すのもEPTによる特性。雲底下での安定した高速飛行は、実際以上のパフォーマンスを感じ取ることができる。長距離フライトを安心して楽しみたいパイロットが十分満足できるようなパフォーマンスを示すことだろう。
(REPORT: Kaoru OGISAWA)
ーパラワールド ギアインプレッションより
|
GINホームページ(ATLAS)
http://gingliders.com/paragliders-jp/atlas/
テストレポート
2013-02-25AtlasSen
動画集
「Gingliders Youtubeチャンネルより」
「アエロタクトより」扇澤氏によるわかりやすい説明あります
コメント