パイロットライセンス取得までに必要な費用

1 日本パラグライダー協会(JPA)へ会員登録(全パイロット共通)

JPAへのパイロット会員登録はすべてのフライヤーの義務です。
ライセンスコース入校時に会員登録をおこないます。
会員登録すると自動的に「第3者賠償責任保険」(車での自賠責保険のようなもの)が付帯します。

JPAパイロット会員登録4,000円/年間第3者賠償責任保険付き
JPAクラブ傷害保険(任意)(14,000円/年間)ご自身の傷害保険
JPAクラブ傷害保険(55歳以上)(任意)(17,000円/年間)55歳以上の方用の傷害保険

2 高高度フライトにかかる費用(全パイロット共通)

講習を始めて数日(4~7日程度)で、単独での高度差650mの高高度フライトが出来るようになります。
八方尾根フライトエリアで高高度フライト(ゴンドラ山頂駅横から高度差650mのフライト)を行なうためには、エリア年度会員の登録が必要となります。講習生の間は5000円割引となります。
その他に、ゴンドラ代、送迎協力費がフライトごとにかかります。

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項目金額備考
講習生エリア年会員費25,000円/1シーズン(4月~11月)講習生特別割引(通常30,000円)
ゴンドラ代1,200円/1回
or
20,000円/グリーンシーズン券
 シーズン券は6月~11月の夏季営業期間
送迎協力費200円/1フライト

3 講習費用など

教材費(各種教科書等)以外に関しては、基本的に各コース同様の費用となっております。
何日間の講習で各コースを卒業できるかはかなり個人差がありますが、各コース卒業の目安となるフライト本数は下記のようになります。

※あくまでも目安のフライト本数です。実際にはかなり増減があります。

各コースの卒業までにかかるフライト本数目安
ベーシックパイロットコース30本
プライマリーパイロットコース100本
パイロットコース100本

1日で何本飛べるの?
朝から夕方まで気象条件に問題なければ、体力次第で5~8本程度飛ぶ事ができます。
しかし実際は、フライト経験の浅い生徒が終日飛べる日気象条件はそれほど多くなく、平均すると1日2~3本程度です。

STEP1 ベーシックパイロットコース

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項目金額備考
入校料22,000円/1年間有効期間中何回でも講習OK
講習費2,000円/1日開催場所により多少変動します
無線機レンタル代500円/1日講習内容によっては使用しません
教材費7,300円(税別)ワークブック、問題集、テクニックブック
実技検定料3,000円
学科検定料3,000円
技能証申請料5,000円JPAに申請し技能証が発行される

STEP2 プライマリーパイロットコース

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項目金額備考
入校料22,000円/1年間有効期間中何回でも講習OK
講習費2,000円/1日開催場所により多少変動します
無線機レンタル代500円/1日講習内容によっては使用しません
教材費 -
実技検定料3,000円
学科検定料3,000円
技能証申請料5,000円JPAに申請し技能証が発行される

STEP3 パイロットコース

スクロールできます
項目金額備考
入校料22,000円/1年間有効期間中何回でも講習OK
講習費2,000円/1日開催場所により多少変動します
無線機レンタル代500円/1日パイロット技能証取得までには無線機の購入が必要。
教材費 1,800円(税別)パラグライダーヒューマンエラーブック
実技検定料3,000円
学科検定料3,000円
技能証申請料5,000円JPAに申請し技能証が発行される

4 フライト機材「基本セット」

講習生として高高度フライトに必要な最低限の機材。これだけは高高度フライト講習までに必ず必要です。

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項目金額備考
初級グライダー
(翼、キャノピー)
約47万円現在、取り扱い初級用グライダーは約8種類
初級ハーネス
(座る部分)
約10万円コスパの良い安全性・信頼性のあるモデル
レスキューパラシュート
(緊急用装備)
約8万円数種類からお選びいただけます
ヘルメット&ヘッドセット
(無線通信機能内蔵)
 約4万円お安いモデルから高級モデルまで様々

※中古機材に関しては、タイミング良くご案内できる場合もございますので直接スクールにご相談ください。

当スクールの主な取扱いメーカー

初級グライダー&初級ハーネスに関しては、インストラクターがその機体の特性や取扱をしっかりと理解している必要があり、輸入代理店とのシームレスな情報交換が必要となるため、ある程度メーカーやモデルを制限させていただいております。

機材の耐用年数は?
※保証ではなくあくまでも目安です

キャノピー(翼)

使用頻度や扱い方によってかなり変わりますが、一般的には3~5年。

ハーネス(座る部分)

モデルによっても変わりますが、初心者モデルは丈夫に作られているので強度的にはかなり長持ち。長い人では10年前後。しかし、衝撃吸収力は徐々に低下していきます。主な衝撃吸収は座面の下にあるクッションで、おしりから着地してしまった場合に守ってくれます。
もちろん日頃の扱い方で耐用年数は変わってきます。

レスキューパラシュート

基本的には購入から10年とされていますが、メーカーのマニュアルに耐用年数が記載されている場合はそれに従います。

ヘルメット&ヘッドセット

汗や経年劣化により、内部のクッション材が朽ちてきたり、ヘッドセット(無線機と接続)の配線が断線したりしてきます。
大きな衝撃を与えない限りは一般的には10年はもちます。