NOVA TRITON2

TRITONから6年・・・ようやく2014年にリリースされた待望のNOVAのハイパフォーマンスグライダー。

 

プラスチックロッドの長さを最小限に抑えたシンプルで取り扱いやすいながらも、NOVAの培ってきた25年間のデータから開発されたテクノロジーによりハイパフォーマンスが際立っています。

ニードルアイブを用いたダイアゴナルリブ構造、ダブル3Dシェイプで形成されたクリーンなリーディングエッジ、エアスクープによる翼内圧の最適化など。

シンプルとハイパフォーマンスの両方を兼ね備えたTRITON2はコンペティションにチャレンジしたい上級者も、積極的にクロスカントリーフライトを楽しみたいパイロットも一般フライヤーが乗るハイスペックモデルとして最適なグライダーです。

以下、メーカサイト等から引用で詳細をまとめました。

[Nova Triton2] 認証:EN C

パラグライダーはもともと、布と紐で作られたシンプルな乗り物。
トリトン2は、リーディングエッジに施されているプラスチックロッドを最小限の長さに抑えた、パラグライダーの原点ともいえる、シンプルな構造で軽く取り扱いやすい翼です。
ノバの培ってきた25年間のデーター解析は、翼の内圧、荷重分布などを正確にし、最小限の補強素材と、少ないラインで翼を完成させることを可能にしました。
バランスの取れた程よいアスペクトレシオの翼に、見た目以上のパフォーマンスを与えたシンプルな翼、トリトン2をぜひお試しください。

 
本体価格¥560,000(税別)
ハイパフォーマンスグライダーを楽しもうトリトン2は、ノバ社25年の経験を生かしたエアフローシミュレーション、最新技術(ニードルアイリブ)を用いたダイアゴナルリブ構造、ダブル3Dシェイプで形成されたリーディングエッジ、エアスクープと呼ばれる適切なインレット(位置と大きさ)などのテクノロジーが盛り込まれデザインされました。
最適なアスペクトレシオ(6.4)で翼は扱いやすく、EN/Cの安全性(M、Lサイズ)を取得し、優れたパッシブセーフティーを感じ取ることができます。
TYCOON TRITON などハイパフォーマンスグライダーの伝統を受け継ぎ、機敏なブレーキングの旋回性や、上昇率、滑空性能、高速性能の高さで、トリトン2は熱烈なクロスカントリーパイロットやコンペティションパイロットが望むものすべてを提供します。
シンプル且つハイパフォーマンスを両立したトリトン2は、アクティブパイロットのあなたに、楽しく満足度の高いフライトをお約束します。

 

程よいアスペクトレシオ6.4

軽いブレークと軽快なハンドリング

乱気流に強いパッシブセーフティー

ニードルアイリブ採用の最大5セルブロック(ダイアゴナルリブ)

3ライン3ライナーコンセプト

荷重に合わせ適切なセル幅を採用「NOVA SmartCells」

クリーンなリーディングエッジを作り出す「Double 3D-Shaping」

翼内圧を高める「AirScoop]インテーク

 

NOVA TRITON2 グライダーカラー

NOVA TRITON2 グライダーカラー

 

 

NOVA TRITON2 テクニカルデータ

Type S M L

平面翼面積(㎡)

23.73 26.29 28.43

平面スパン(m)

12.34 12.98 13.5

平面アスペクトレシオ

6.4 6.4 6.4

投影翼面積(㎡)

20.4 22.17 23.98

投影スパン(m)

9.7 10.22 10.62

投影アスペクトレシオ

4.7 4.7 4.7

ライン直径(mm)

1.3 / 1 / 0.95 / 0.7 / 0.65

全高(m)

7.19 7.57 7.87

総ライン長(m)

253 267 278

セル数

71 71 71

機体重量(kg)

5.1 5.4 5.7

スターティングウエイト(kg)

80-100 90-110 (+5) 100-120 (+10)

認証EN

C C C

ーアエロタクトHPより

 

これぞ“本物”のパフォーマンスグライダー!

ノバファンが待ち焦がれたパフォーマンスグライダー、トリトン2が遂に完成!プリオン、イオン、メンターといった初中級機が次々にモデルチェンジされるなか、トリトンは本当にリリースされるのかとヤキモキさせられたが、前作トリトン1から6年、妥協のないモノ作りの結晶が期待を裏切らない完成度でデビュー!

待望のハイパフォーマンスグライダー

ノバといえば、その昔、競技会の常勝メーカーとしてその名を世界に轟かせていた。しかしクリプトンを最後に競技会から身を引いて、初中級機に専念。多くのパイロットにはうれしい結果をもたらしたが、スフィンクスを長く乗っていた私にとっては少し寂しいものだった。
そんな中、2008年秋に前作トリトンがEN-Dクラスとしてデビュー。待望の上級機のリリースに、久々の“ノバ”を楽しんだ。そしてそれから一向に新モデルがリリースされることなく、2年、3年…。やはりノバは上級機を作らないのか? しばしそのような空気が流れる中、6年目にして沈黙は破られた。
トリトン2のEN認証はCクラス。パイロットフレンドリーなハイエンドモデルである。最近の上級機はライザーが複雑な作りとなっており、テイクオフのときにどのような持ち方をすればいいのかわからないことがあるが、このトリトン2では心配無用。3本ずつあるA、B、Cのメインラインのうち、A、Bのメインラインの2本ずつには被覆がされている。また、スタビラインもマークされており、いざというとき迷うことなく使用することができそうだ。

翼がサーマルに乗っていく

パラグライダーの性能を向上させるためには、アスペクト比を上げる必要がある。そして、高アスペクト比のパラグライダーに乗るには、その特有の動きに慣れなければいけないのだが、このアスペクト比6・4という数値は、その難しさを必要としないギリギリのラインなのかもしれない。  追い風に変わるタイミングでのテイクオフでも、翼にはスムースに空気が充填され頭の上に上がってきてくれた。これは嬉しい!
テイクオフをしてすぐさま秋の強烈なサーマルにヒット。サーマルが近づくと翼はほどよく加速、サーマルへは喰いつくというより気持ちよく乗っていってくれるような感覚で入っていってくれる。あっけないという位、簡単にサーマルに入ったらあとはブレーク操作を合わせるだけ。翼も高アスペクト比特有の動きはなく、翼が一体となって走ってくれる。まるでメンター3に乗っているかのようなフィーリングだ。
もう1つ、このトリトン2の良さは、ビッグイヤーが容易に行えるということ。導入が容易ということはもちろんだが、リカバリーも少しブレークコードで叩いてあげれば、簡単に翼は元に戻った。
また、ノバが推奨する降下手段「スパイラル」も、このクラスにしてはライン長が短いため、感じるGも最小限度。このクラスを乗るパイロットであれば十分実用範囲のように思える。

クラバットしないハイパフォーマンス機

ノバはこのCクラスグライダーを、伝統のDHV2-3クラスを継承していると明言している。『このグライダーにおいては、コラップス後にクラバットするような心配もほとんどありません』、このノバの言葉を今度は試してみようと思う。
いずれの場面でもパイロットが感じるストレスは最小限、そして十分なパフォーマンスを楽しむことができる。ノバが追求した「ハイパフォーマンスグライダー」、やはり本物である。冬の朝霧が楽しみになってきた。

(REPORT: Naohisa OKADA)

 

ーパラワールド ギアインプレッションより

NOVAホームページ(TRITON2)

https://www.nova.eu/en/gliders/triton-2/

テストレポート

0140-Nova-Triton-2-S_en

 

アエロタクトが出しているマニューバ動画です。

様々な項目を分かりやすく実演してくれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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