当スクール取扱のハイエンドBクラスのラインナップ(2020年6月現在)

今年は梅雨らしい天気での梅雨入りですね。
飛べそうだったはずの天気予報も前線のちょっとした動きに大きく左右され、今日も朝から雨。
予約は全キャンセルで事務仕事。
ということで、時間ができたのでハイエンドBクラスのラインアップをスペック比較とともに簡単にまとめてみようと思います。

目次

パラグライダーの安全認証(EN/LTF)

まずは、「ハイエンドBって何?」ということからですが、
パラグライダーの翼はEN(またはLTF)という規格でA~D、CCCというクラス分けで安全認証を受け販売されています。
Aクラスが一番安全性と取り扱いやすさに優れており、B→C→D→CCCクラスになるにつれ、パフォーマンス重視となり安全にフライトするためにはより高度な技術が必要となってきます。

ざっくり分けると、Aクラス機=初級機、Bクラス機=中級機、Cクラス機=上級機、Dクラス機=超上級機。
CCCクラス機に関してはコンペティション専用機(車でいうところのF1カー)なので完全に別枠です。

近年では、各クラスの中で認証とは別枠で事実上さらに細分化されており、Bクラスでは大きくは「ローエンドBクラス」「スタンダード(ミドル)Bクラス」「ハイエンドBクラス」というような呼び方をします。
このような流れは今後も新たなグライダーの開発や時代の流れと共にどんどん変わっていきそうです。

ハイエンドBクラスという選択

パラグライダーが他のスポーツと特に違いが大きいのが、「ハイスペックな道具(今回は特にグライダー(翼))にはリスクが伴う」という部分です。
パフォーマンス(滑空比や滑空速度)を求め、ハイスペックになってくるとそれに合わせてより高度な操縦技術が必要になってきます。
ハッキリ言って、自分の技術に合っていないハイスペックなグライダーで飛ぶ事は危険です。

ということは、安全性(取扱いの容易さ)とパフォーマンスのバランスがグライダー選びには重要ですよね。

今、「上級者」と呼ばれるほとんどパイロットにオススメなのが「ハイエンドBクラス」!

正直、普通に(大会以外)フライトするするにはこれ以上のパフォーマンスは必要ない!といっても過言ではない。

そのくらい良くできているグライダーばっかりです。
ホント良く飛ぶし、安定してるし、操作性もいいし、アクセル踏み込めばそこそこスピードも出るし。

上級者の皆さんがこのクラスのグライダーで飛べば、春のバンバンコンディションでも鼻歌交じりでソアリング楽しめちゃいます♪

特にハッキリした目的は無く、「Cクラスのグライダーにクラスアップしたいなぁ」と思っているパイロットがいれば、是非「ハイエンドBクラス」も選択肢に入れてみてください。

ラインナップ(比較表)

モデル/メーカー 価格(税別) セル数 アスペクト
Mentor6/NOVA 460,000円 59 5.43
Explorer/GIN 500,000円 59 6.1
Ikuma2/NIVIUK 520,000円 61 5.7
Maestro/PHI 500,000円 60 5.56
Iota2/ADVANCE 570,000円 59 5.6
Chili4/SKYWALK 510,000円 57 5.65

グライダーのテクニカル(スペック)データを見る「基本」はセル数とアスペクトです。
Mentor6に関してはハイエンドBクラスに位置するかといわれると微妙ですが、パフォーマンス的に十分比較できるので入れました。

※以下の写真は各ディーラーさんのWebサイトから拝借しました

Mentor6Mentor6/NOVA

ExplorerExplorer/GIN

Ikuma2Ikuma2/NIVIUK

MaestroMaestro/PHI

Iota2Iota2/ADVANCE

CHILI4Chili4/SKYWALK

グライダー選びもこのクラスを乗るパイロットになってくると、かなり「好み」の差が出るので、どのグライダーが良いとかではなく乗ってみてのフィーリングが大切かと思います。
もしくは、パイロット自身が「自分の感覚と合う」と思うインストラクターやディーラーの方の意見を考慮して決めるのがお勧めです。
全てのグライダーは認証テストの結果を見ることが出来るので、その結果から大まかな特性も読み取ることが出来ます。

例えば、、、
Air Turquoise SA : Ikuma2 24 テストレポート

当スクールは4人のインストラクターがいます。
インプレッションはきっとそれぞれが違った表現をする部分も多くあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください!

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