GRADIENT GOLDEN4

2013年にリリースされたGRADIENTのBクラスグライダー「Golden4」。

乗った感触も軽く、軽快さがGRADIENTらしい。

このクラスではスタンダードなアスペクト比5.3におさえられ、Aクラスからのステップアップにも適したグライダー。

以下、メーカサイト等から引用で詳細をまとめました。

[Gradient Golden4] 認証:EN B

価格(税別)

サイズ22  62-77kg ¥470,000
サイズ24  75-90kg ¥475,000
サイズ26  85-100kg ¥480,000
サイズ28  95-115kg ¥485,000
サイズ30  110-130kg ¥495,000

relax and quickly start to fly in harmony with the wing

多くのパイロットを育てたGRADIENT社のEN-B GOLDENシリーズの4代目となるGOLDEN4がリリースされます。

ステップアップ、リラックスしてソアリングしたいパイロットのために、パッシプセーフティ(受動的安全性)を高めています。
GOLDEN3(AR比5.37)に対しGOLDEN4 (AR比5.3)と、ほぼ同じアスペクト比に抑えました。
GRADIENTグライダーの特徴である軽快さ、リフトに対する鋭い感性などスポーティな特徴はそのままです。

グライダーカラー

 

 

テクニカルデータ

Golden4 22 24 26 28 30
翼面積(実測)  (㎡) 22.42 24.4 26.7 28.95 31.3
AR比(実測) 5.3 5.3 5.3 5.3 5.3
セル数 51 51 51 51 51
ライン長 (m) 230.7 240.7 251.2 262.2 272.7
機体重量 (kg) 4.3 4.9 5.2 5.6 5.9
飛行重量 (kg) 62-77 75-90 85-100 95-115 110-130
認証 EN-B EN-B EN-B EN-B EN-B

※これらは飛行重量の中間の重量での値です。
パフォーマンスデーターは、翼面荷重、ハーネスのタイプ、パイロットのポジションなどにより変化します。 このスペックの値は変わる場合があります。
価格は、予告無く変更になる場合がございます。予めご了承ください。

ーエアハートHPより

サーマルコンディションでこそ
その真価を発揮!

多くのパイロットを育ててきたGRADIENT社のGOLDENシリーズに待望のニューモデル、GOLDEN 4が登場した。最新の構造とマテリアルを搭載し、性能を向上させながらコントロールはより易しく。パラグライダーの醍醐味である“リラックスソアリング”で、空を飛ぶ楽しさを再認識させてくれる翼である。

軽快にテイクオフ!

フライト重量は、24サイズ(75〜90kg)の真ん中の83kg。早速グライダーを広げてみる。カサカサという乾いて軽い感じは、ポルシェスポーツ社の生地独特のものだ。
さあ、ライズアップ! ナイロンスティックによってすでに形成された前縁と、最新の軽量生地(EVERLAST)との相乗効果で、スムーズにグライダーが上がってくる。ピッチ安定は、お行儀よく頭上で安定している。加速するとスムーズにテイクオフできた。
ゴールデンシリーズはもともと軽いライズアップ特性を持っているが、このゴールデン4では、それがさらに洗練されている。最新の翼構造と、軽量化の影響によるものと言えるだろう。

サーマルコアへと導いてくれるフライト感性

テイクオフ直後にサーマルにヒット。ソアリング時のフィーリングはバツグンだ。サーマルに近づくと、ゴールデン4が気流の変化に上手く反応しする。そこで修正のためブレークを引いて待っていると、すんなりとコアに入っていく感じだ。グラディエントのサーマルコアへ導いてくれるフライト感性を、そのまま受け継いでいる。バンク角を一定にし、微調整のみでサーマルの中に留まることができる。
ビッグイヤーは専用のライザーで。脇を締め込むようにすると簡単にビッグイヤーができた。翼端は安定している。
アクセルを踏んでみと、すーっと軽快に加速。風の音で風速の変化を感じることができる。前作と比べて、滑空比は伸びているようだ。これもライン長を20%減少した影響なのだろう。とにかく落ちない!
実はゴールデンシリーズは、初代からそのアスペクト比と翼面積はほとんど変わっていない。10年4モデルでほとんど変えずにパフォーマンスを上げ続けているのだから、その開発力の高さを物語っている。ゴールデン4は、あらゆる機構とマテリアルが一新され、それはまさに新時代のEN-Bグライダーと言えるものとなっている。新しいプロファイル、ポルシェスポーツ社との共同開発による新しい軽量生地EVERLASTの採用とそれによる軽量化、DD(ダブルダイアゴナルリブ)システム、翼の剛性化、ライン長の縮小(抗力の減少)など、最新技術が惜しみなく投入されているのだ。

新素材EVERLAST

生地メーカーであるポルシェスポーツと共同開発したダブルコーティングのEVERLASTは、生地裏面にも表面と同様に光沢がある。これを前縁のもっとも強度の必要な部分に使用している。
前ゴールデン3では45g/?だったのが、EVERLASTは40g/?。この軽量化によって慣性力が減り、気流の変化をより捉え、コントロールのレスポンスが良くなる。これらが総合的にバランスすることで快適性が向上し、パフォーマンスに良い影響を与えているのだろう。
ゴールデン4の進化は、最新のマテリアルとオリジナルのグライダー構造により、アスペクト比を上げずに、より高くなったパフォーマンスと取り廻しの良さ、自立安定性が高い次元で融合していることだ。EN-Aクラスからのステップアップ、リラックスしてソアリングしたいパイロットにお勧めしたい。

(REPORT: Atsushi UENO)

ーパラワールド ギアインプレッションより

GRADIENTホームページ(GOLDEN4)

http://www.gradient.cx/en/Golden4

テストレポート

2013-07-16_golden4_24_en

 

「Gradient Youtubeチャンネルより」

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