アヌシーフライトツアー【5th day】 ~スペシャルフライト! シャモニーからパーシーで3,500mオーバー!!~

目次

5日目(フライト4日目) シャモニー(プランプラ)&パーシー

今日は1時間半ほど移動して、観光地としても有名なシャモニーでのフライト。
ブレヴァンのゴンドラリフトの中間駅(中間といっても2000m)のプランプラからテイクオフするエリア。
コンディションが良くなれば、お隣のパーシーというエリアまでのXCを計画。
シャモニーにランディングした場合はせっかくなので観光してから午後にパーシーに車で移動してフライト、という予定。

シャモニーで数年に1度の(!?)スペシャルコンディション!!

シャモニーはヨーロッパ最高峰モン・ブラン(標高4810メートル)の麓にあるリゾート地。「シャモニー」と呼んでいるが、正式名称は「シャモニ・モンブラン」らしい。
フライトエリアは、モンブランとは谷を挟んで向かい側にあるブレヴァンというスキー場のゴンドラに乗ってテイクオフまで上がって行きます。
そのゴンドラの中間駅「プランプラ」がテイクオフ。

マップの左半分がブレヴァン。

Brevent map

ゴンドラ乗り場はこんな感じ。観光客はもちろん、たくさんのフライヤーが利用していました。中には日本人観光客も。

ブレヴァンのゴンドラ乗り場

プランプラに到着し、少しだけ歩いて行くとすでに大勢のパイロット達が集まってきていました。
正面にはモンブランやエギーユ・デュミディが見えています。

プランプラ

テイクオフ周辺は少し出っ張った支尾根上にあり、風に応じて北側と南側の2方向に飛び立つことが出来ます。
南側のテイクオフがメインテイクオフとなり、通常ソアラブルな時間帯は南テイクオフを利用することになるようです。
しかし、南側には中間駅から山頂に向かって伸びるゴンドラのケーブルが・・・

ブレヴァンの山頂へのゴンドラ

そう、このケーブルをくぐって行くのです。
なんかドキドキします。。。

しかし、結局北側のテイクオフから出ました。こっちのテイクオフから出て見たかった。

時間が経つにつれどんどんフライヤーが集まってきました。。。
いや、いくらなんでも多すぎだろ!?っていうくらい。

ここ数日の感じで、相変わらず渋そうな感じでしたが徐々にコンディションは好転。
様子見ムードの八方チームでしたが、TAK正一郎さんのアドバイスで、テイクオフのタイミングを少し早めに。
結果的にこれがBestなタイミングとなりました。さすがです!

テイクオフして、活発になりかけの上昇気流を丁寧に捉え、全員が順調に2,525mのブレヴァンをトップアウト。

天野夫婦はさすがの飛びであっという間に3,500m。。。
ちょっと遅れて、石塚さんは正一郎さんのアドバイスで順調に上昇。
それを追っかけるように平井さんと私が最後尾。

コンディションはどんどん良くなり、周囲を飛んでいる無数のパラグライダーはみんな3,000mオーバー!
もちろん八方チームは全員集合!

その時のベストショットはこの1枚!モンブランと月子さん!!

モンブランとパラグライダー(シャモニー上空)

4,800mのモンブランがこの角度で見えてたんです。
このフライトツアーで初めて「寒い!」と言えました(笑)

シャモニーの谷は空から見るとこんな感じです。

空から見るシャモニーの谷

両側の山が急斜面なので、かなり深い谷ですね。

そして、正一郎さんの提案で、モンブラン側に谷渡りして氷河の上空まで行くことに。
フランスへのフライトツアーは7月初旬に開催することが多いのですが、7月になるとモンブラン側でのフライトは禁止されているようなので、貴重な体験です!というか当スクールでは初めてです♪

いざ、モンブラン(方面)へ!!写真の左下に写っている氷河を目指します。
この写真に一緒に飛んでいた全メンバーが写ってます。

ブレヴァンからモンブラン方面へ

深い谷を渡っている最中は非常に安定しているので、観光しながら気持ち良くトランジット。谷を渡るだけで約5kmほどあります。
正面のモンブランがでかいので、近くに感じますが、実際に行ってみると遠い。。。
約500m高度を使って、2,700mほどでようやく到着!

氷河の上を飛ぶ平井さん。カッコいいです。なんだかおしゃれです。

モンブラン直下の氷河を飛ぶ

校長にはこの氷河がモンスターの顔に見えるらしいです。

モンブランのすぐ横にはエギーユ・デュミディ(3,842m)。ここには観光名所にもなっている展望台があります。

エギーユ・デュ・ミディとパラグライダー

貴重な空からの観光を満喫し、ブレヴァン側に再度谷渡り。

高度2,100mほどで到達し、みんなで上げ直して3,000mオーバー。

そしてここから、予定通りに約9kmほど離れたお隣のパーシーまでXC!
高く上がりすぎて、XCというよりは、もはやただの移動・・・(笑)
嬉しい文句です。

先行するTAK正一郎さんからの情報だと、2,000mの高度はまったく対流が起きおらず、ど安定な様子。

しかし、後発の八方チームはもう少し高くブレヴァンを離脱したので、2,300mほどでパーシーの岩壁に到達。
すると、どうやら岩壁が暖まり上昇気流の出始めな感じ。
少しづつ高度を上げて、2,800mほどで南西方向に岩壁先端まで移動。
その辺りでウロウロしていると、コンディションはどんどん良くなり、最終的には3,800m!!

自撮り写真の奥に見えているのがシャモニーの谷。右奥の山がモンブラン。
テイクオフしたプランプラからは15kmほど離れています。

パーシーの岩壁上空

何よりもありがたいのは、これだけの上昇気流があるにも関わらず、コンディションは穏やかで飛びやすい!
ゆったりとガグリングしながら悠々と写真が撮れちゃいます♪

モンブラン山群をバックに石塚さん。初めてのヨーロッパフライトでこの経験はラッキー!!

シャモニーの谷とパラグライダー

ズームして、モンブランと石塚さん。すごい所飛んでます・・・。

モンブランとパラグライダー

たっぷりとヨーロッパアルプスでのフライトを堪能し、ランディングした場所は・・・
写真の真ん中にある緑と薄茶色のシマシマ模様になっている広大なスペース。街のど真ん中にあります。

パーシーのランディング

なんのストレスも無いランディングに快適に降り、終始最高なフライトでした。

その後、シャモニーにランディング後、観光していた他のツアーメンバーを迎えにエギーユデュミディのロープウェイ乗り場へ。
乗り場は一つの観光スポットになっているので、お土産も手に入ります。
ざっと一回りして、お土産を調達してシャモニー観光完了(笑)
完全にフライトジャンキー。

フライトログはこんな感じ。

この日のフライトログ

その後、パーシーへフライトに行きましたが、準備を始めると突然のフォロー。
しかも、そよそよではなくしっかりと・・・。
残念ですが、フライトは断念して、写真撮影のみとなってしましました。

テイクオフはキレイに整備され、正面にはモンブランを望むことが出来ます。

パーシーのテイクオフ

素晴らしいコンディションに恵まれ、最高のフライトでした。

明日はグランボルノへGo!!

モンブランにトップランディング、200名!?

パーシーの岩稜帯で飛んでいると、地元の?パイロット達はチームを組んで、次々とモンブラン方面に飛んでいきます。。。
後で知ったのですが、この日は記録的なコンディションで、それを読んでいたパイロット達が200名ほどモンブランにトップランディングしていたらしい・・・。最高高度は5,500m以上だとか!!

YoutubeでOliver Torloさんという方のこの日のモンブランにトップランディングする映像見つけました。

凄い事ですが、、、かなりリスキーですね。
どんな風が吹いていたのか分かりませんが、、、テイクオフが、、、
実際に事故も起きてしまい、モンブランへのトップランディングは禁止になったそうです。

 

【6th day】へ続く・・・

 

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